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藤三郎紐滋賀県伝統的工芸品

藤三郎紐について

藤三郎紐について

慶応三年(1867年)に初代太田藤三郎が近江逢坂山の関所跡付近に米屋を開き、その妻「しも」が副職として峠を行き交う人たちに印籠の紐等、組紐の雑貨を置いたのが藤三郎紐の始まりとされています。

二代目藤三郎の妻「うの」も組紐、特に丸台に堪能で大正に入った頃には帯締め、羽織紐の需要も増えた為、店は組紐作りに専念するようになりました。

三代目藤三郎は草木染めの研究をし藤三郎紐に草木染めを取り入れ 草木染め手組み組紐の技術保持者として大津市の無形文化財に指定されていました。

そして現在、四代目太田藤三郎が150年余り続く藤三郎紐の伝統を守っています。

藤三郎紐の主な組紐

藤三郎紐は主に以下のような組み方で紐を組んでいます。

そして高級なものは草木染めで染めた糸を使用します。

それぞれの組台の説明は、
代表的な手組み組台をご覧下さい。

内記台による組紐

今では大変珍しくなった内記台によって組まれた帯締めは適度な伸縮性があり大変締めやすいのが特徴です。

別玉を使い柄を出す事が出来ます。150年余りの藤三郎紐の歴史の中で中心的な商品です。

綾竹台による組紐

藤三郎紐では昭和初期に作られた日本にここだけしかない珍しい機械式綾竹台を主に使用しています。

一般的な二段の綾竹組み(帯締めを縦に置いた時に横の筋が2色出せる。)また四段の綾竹組み(横の筋が4色出せる。)があります。

三角台による組紐

玉数が五つの「五つ組」七つの「七つ組」等があります。

組み目は3つ編みに似ています。この素朴な味わいの組紐は 柄出しなどは出来ませんが大変締めやすい帯締めです。

以上が主な藤三郎紐の組です。

私達は組紐作りのすべての工程を日本国内で、それぞれの組台に熟練した職人が行っています。

そしてデザインは当然のこと帯締めとしての締めやすさを大切に考え作品を作っています。

藤三郎紐の商標

藤三郎紐には下記の商標やレッテルがついています。

その他の製品

その他の製品として草木染め帯揚げ江戸打紐、組紐ネクタイ、携帯電話ストラップ等を作っています。

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